今日の「やさしい哲学カフェ」では、如山先生が能面師になるまでの道のりを語ってくださいました。笑いヨガで心がリラックスした後だったので、より一層深く心に響いたお話でした。先生の言葉には、決断の速さや集中力、そして見逃さずに「記憶する」大切さが込められていました。
特に印象的だったのは、先生が「決断したら即行動。集中して取り組むこと。そして、そのことに関する情報は、どんなに小さなものでも絶対に出向くこと」とおっしゃったことです。能面の細かい表情まで、ひとつひとつ意識的に見て、頭に焼き付ける。それも、メモを取らずに。メモに頼ってしまうと、その場の記録だけで終わってしまうからこそ、目でしっかり覚えて、心に残すことが大切だと。
見たままを再現する集中力
能面の細かい表情を覚えるためには、「見たまま」を再現するため、かなり集中されていたようです。その集中力を持って、作品と向き合い、見逃さず、感じ取って、心に刻む。この姿勢が、単なる技術の習得を超えて、深い内面的な理解につながるんだと感じました。
能面師の修練が、ただの技術だけでなく、心の在り方や物の見方を大きく変えるという点に気づかされました。先生の話を聞いていると、目の前のことをどれだけ真摯に向き合っているかが、人生全般において重要だということを実感しました。
日常生活にも役立つ集中力と柔軟性
その姿勢は、日常生活にも応用できると思います。例えば、家族や友人とのコミュニケーションで、一方的に解釈するのではなく、相手の立場や背景を理解しようとすること。もしくは、複雑な問題に直面した時、異なる視点を持ちながら柔軟に考えることで、より創造的な解決策を見出すことができるはずです。
観察力を高めることで、豊かな人生
「メモに頼らず記憶する」という方法も、日常に応用できる気づきでした。作品をただ見るだけでなく、その背後にある背景や作者の意図を感じ取るように、物事を深く観察し、理解することで、もっと豊かな人生が送れるのではないかと感じました。
今日学んだことを心に留めて、もっと集中し、観察力を高めて、人生をより充実させていきたいと思います。
写真はおやつに頂いたそら豆と珍しいツタンカーメンそら豆
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