樺沢紫苑 精神科医である著者は、多くの人は本を読んでも内容を忘れてしまっていることに気付き、内容を記憶に残す方法や読み方について記述がされている。本の内容を忘れてしまうのは、アウトプットが少ないからだと指摘している。大切なのはインプットをしたら、アウトプットをすること。例えば本の内容を他者に話してその本をお勧めするだけでも何もしない時に比べて記憶に残るとある。また本は読みながらマーカーで線を引いたりメモを取りながら読むことも勧めている。気をつけたいのは、たくさんの本を速読しても内容を忘れてしまっていては、自分の行動を変えることが出来ず、自分を成長させる読み方にはつながらない、との指摘もしている。著者は読書は自分の感想や意見が言え議論が出来るほどの「深読」という読み方を提案している。
私自身も確かに読後は感動しその本に書かれているようなことをしようと心に思っても、しばらくすると忘れてしまうことが多々あった。アウトプットをすることや、メモ、本に感想などを書きこむなど、自分に合った方法を見つけてみたいと思った一冊でした。
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