2024.01.22 09:43『本をどう読むか』岸見一郎 本書は私にとって、本とのかかわり方を変える一冊となりました。当たり前過ぎて、くすっと笑われてしまうかもしれませんが、本書を読み進めていくと、本をうのみにしてはいけない、と書かれていたのです。あれあれ…、岸見先生の本を読んでいるのに、本を信じてはいけないのかしら?? するとその先に、日常生活でも、いろいろと起こる出来事に疑問を持たずにそのままうのみにしている人は、本も、そのように読んでいる、とも書かれていました。恥ずかしながら、そのとおりです。本は、無批判で読むものではなく、自分の生き方を振りかえったり、吟味をしたりしながら読んでいくもので、そのように読むと、生き方も変わるとも書かれていました。そして、印象的だったのは、思考は、自分との会話、本...
2024.01.15 09:121月12日 初笑いをしました😊 穏やかで暖かな笑い初めをしました。新しい方もお迎えして、最高の一年となるよう、今年も、ほっこりとしながらも、しっかりと笑いました。最後に皆さんご自分にぴったりのメッセージカードも引かれて、本年のスタートとなりました。皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します♬
2024.01.04 04:41『罪と罰』ドストエフスキー 高校生の時に挫折したままの本でした。登場人物が多く、内容も暗く湿っているような気分になり、私にとってはなかなか読みにくい本でした。しかしながら、読後にいろいろと考えてみると、理解が深まり心に沁みてくる本だったと思います。 主人公のラスコーリニコフは貴族出身の学生でしたが、お金はありませんでした。自分や街の人々が貧困で苦しんでいるのに、強欲な金貸しの老婆はわずかなお金しか貸してくれませんでした。そのような金貸しの老婆を「しらみ」と呼び、殺害してもかまわない存在とし て理屈をつけていきます。そしてその思いを深めた彼は、斧での殺害を決行してしまいます。さらに、その場にたまたま入ってきた妹までも殺してしまいます。彼は、その奪ったお金で、世の中...