斎藤孝 本書で筆者がバートランド・ラッセルの『幸福論』を読み解きながら、幸せをつかむ方法について述べている。ラッセルは、幸福とは舞い降りてくるものではなく、自ら掴み取るもの、これが大前提となると示している。幸福論では関心を内なる自分ではなく外に向ける。すると無数の面白いものに気づく。外はもちろん幸せばかりがあるわけではなくたくさんの問題や苦しみもあるが、それは、自己嫌悪から来るものではないので、自分の本質を打ち砕くほどのものではないと示している。シンブルな指摘に納得した。そして、競争から降りることも示されている。人は刺激を求める癖があるので、刺激満載の競争は、なかなか手放せない。しかし、生死を分けるような競争でない限り、ジタバタせずに参加しない。なるほど、一歩引いて無駄な争いに巻き込まれないようにしよう。最後に、著者はラッセルの次の言葉を引用している。「幸福な生活は概ね静かな生活でなければならない。なぜなら、静けさの雰囲気の中でのみ、真の喜びが息づいていられるからである。」心に沁みる。
『60代からの幸福をつかむ極意』
笑いヨガ教室 京都・北山
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